● コダマぼうず

仏像教室、行き続けています。
仏足→握り手(ぐー)→開き手(ぱー、ってわけでもないんですが・・・)と進んできています。顔や像を彫るのはまだまだ先のことです。
ここのところ、私事でいろいろありまして、非常に虚しくなりました。
このような空虚感は初めてなのか稀なのか、なかなか無い心地で、自分の心の中の未踏の地に足を踏み入れたような気分です。
すべてが無意味に思えるのですが、それが非常に清々しく自分の垢を落としていってくれています。不思議です。しかし哀しい。
こういうことを考えられるのは余裕がある証拠、夏に陥りがちな体調不良時にはこんなこと考えていられません。
加勢先生にお聞きしましたら「創作に良さそうな状態、自由に何かつくってみたら」ということで、お地蔵さんを彫ることにしました。

仕上がり段階に入ったところで、白毫(びゃくごう)をつけようと鉛筆で点を打ってみたら何だかおかしい。
そういえば着物を着ちゃってる。
ということで「おぼうさん」になりました。耳がないのは「もののけ姫」の「コダマ」に近い感じにするためと、技術の及ばなさのためです。
大きさは親指くらい。顔にえらい時間をかけてしまいました。まだ削るかもしれないです。
仏像彫刻には、ヤスリは使いません。ヤスリを使うと木の目が死んでしまうのだそうです。ですから、すべすべのあの仏様の肌は、仏師さんが彫刻刀でツルツルになるまで削って作られています。
ちょっといいかも。かわいいかも。


