● 蘭情笛

買ったから、持っているからといって吹けるかっていうと別問題で(笑)。
とはいえ、この笛が篠笛を適当に吹き始めてから初めて購入した、「本気笛」でした。
これ以前はプラ管だとか、2000円笛だとかを吹いて遊んでいました。
2006年のお正月にお参りした犬鳴山七宝滝寺にて、山の神様とのご縁をいただきました。
この神様は絵、笛、酒、タバコが大好きなおじいちゃんの姿をされている方だそうです。
というわけで、「絵を描くといいよ」「笛を吹くといいよ」と加勢先生よりアドバイスをいただいていました。
しばらく適当に安価な笛を吹いていましたが、どう楽しんだらいいものか・・・吹くこと自体は楽しいものの、発展のさせ方がわからず、教室に通うにもだいたいの教室が平日開催で、行くこともできず。
広がりをまったく見せないまま、だらだらと時間が過ぎていました。
そしてある時、篠笛を販売しているお店がセールを開催することを知り、行ってみました。
その際に加勢先生より新たに、「節のある笛を持つといいよ」とアドバイスをいただいていました。
一年以上前から、「空蝉」という銘の篠笛が欲しいと思っていましたが、その日あった空蝉笛の中には一年前に吹いてみたような調度良いものがありませんでした。
空蝉の笛は自然のままの竹の持ち味を活かすため、漆をかなり薄くしてあり、素朴な音色がします。
ううん・・・せっかく来たのに・・
ここは日曜定休なので、来れるのはセール開催時だけ(笑)なのに!
と思っていましたところ、目の前にあったこの笛に目がとまりました。
恐れ多くも、「試し吹きさせてもらってよいですか?」とお店の方にお願いしてみましたところ、「はいどうぞ!」と快いお返事。
「いやいや、ガラスケースの中に入っているんですけど・・・」と追いかけましたところ、
「そのままどうぞ~♪」と、ガラスに手をつっこんで!!!!!
・・・と思ったら、前面だけガラスの入っていないガラスケースでした(笑)。
手が届かないと思うと、幻のガラスまで見えてしまう私。
それほど「高嶺の花」と思っていました。
実際に触ってみると、見ても、持っても、吹いても、とても心地よい笛でした。
で、大奮発した訳です。
吹けるかどうか、はその後の問題ですが、すぐに吹かなくなってしまいます。
でももちろん、また「戻ってきたい笛」です。もう少し精進してから、楽しみたいと思っています。
理想的な音色の笛を見つけてしまったもので・・・その笛についてはまた別に書きたいと思います。
● 磐笛

磐笛は、自然に穴の開いている石に息を吹き込むことで、音を鳴り響かせるものです。
古神道において使われる道具なのだそうですが、そのなんとも高周波な音に浄化作用があるといわれています。
私の笛のお師匠さんは、演奏の前に磐笛を吹かれるのだそうです。普段からその磐笛は神棚の真ん中に鎮座しています。
さすがは笛のお師匠さんだけあって、磐笛の音色も格別なのです。
私が持っているものは天然の穴あき笛ではなく、人工的に穴を穿たれたものです。
緑色のものと、桜をそのままとじこめたような笛の二つです。
「磐笛を持ちたいので、実物を見せてほしい」
と磐笛師さんに電話でお話ししましたところ、
「ちょうど同時に出来上がった、多分あなたにぴったりのものが二つあるから、見て決めてください」
とのことでした。
実際に見に行ってみますと、どちらとも決められません。
音で決めようと思い「吹いてもいいですか?」と聞いてみましたら
「それはできません。磐笛は、はじめに吹いた人のものになります。」
とのことでした。
結局、二つとも連れ帰ってきました。
なんでも糸魚川の翡翠でできたものがいいと言われているらしいのですが、これらの石は翡翠ではありません。
しかし、「自然の豊かさをそのまま切り取ったような石」と、いつも嬉しく思い、なでています。
たまに精油をブレンドしたオイルをなじませています。
加勢先生より「笛には名前をつけると良い」とのアドバイスをいただき、あつかましいなとは思いましたけど、ずっと大事にしたいので、桜の神様の名前をピンク色のものに、対ということで緑の笛にはその旦那様である神様の名前からいただきました。
この緑色のものはある特定の周波数の音が出るそうで、もともと磐笛は日が高いうちでないと吹いてはいけないと言われていますが、とくに吹かないようにと言われました。
昼間は精霊のような存在を、夜は悪霊のような存在を、引き寄せるのだそうです。
同じ周波数なんですね。。。どの世界で吹くかによるのだそうです。
腕のほうは、まだまだ下手くそです。
清めるというよりは、ただぴーぴー鳴ってるという感じです。
精進していきたいと思います。




